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業務量の多いコンサルタントにとっての「使いやすさ」を第一 に考えた(株式会社HRインスティテュート様の事例)

  • Excelからの移行
  • 法令遵守
  • コンサルティング・デザイン
2020-06-15

株式会社HRインスティテュート

従業員数:約30名(アルバイト含む)

事業概要:実践型のワークアウト(プロセスコンサルティング)や研修プログラムの企画・開発・実施を行い、クライアントに寄り添ったコンサルティングを展開。

働き方改革法案の改正に伴い、勤怠管理サービスの導入を検討していたHRインスティテュート様。打刻レスのコンセプトに共感しラクローを導入いただきました。今回は総務部の西山様にインタビューしました。

伴走型のコンサルティングで顧客をより主体的な人材・組織へ

ーー最初に事業の紹介をお願いします。

西山様:「研修」や「プロセスコンサルティング(ワークアウト)」などの手法で、組織及び企業の活力源であるビジネスパーソンの課題解決のサポートをサービスとして提供しています。内容は幅広く、スポットの研修もあればプロダクト制作のアイデアを考えるところから一緒に取り組むこともあります。

ーープロセスコンサルティング(ワークアウト)とは具体的にはどのようなものでしょうか?

西山様:ワークアウト・プログラムでは、実践的なテーマの課題解決と人材育成の双方を実現することを目指します。具体的には、プロジェクトのスタート時に、参加者に対して戦略、マーケティング、思考法などの基礎的な知識・スキルの教育を行い、戦略的思考力を鍛えることから始めます。

参加者は学習した内容をベースにアウトプットを創り出していくのですが、弊社のコンサルタントがそのプロセスを支援させていただき、当事者としてのマインドを高め、より主体的な人材・組織へとなるよう、伴走していく形で進めるのが特徴です。

自己申告の手間を省き、かつ法令に沿ったものを

ーーラクローの導入前に持っていた労働時間管理の課題を教えてください。

西山様:バックオフィスメンバーは就業時間が決まっているので問題なかったのですが、クライアントの要望に応えるコンサルタント職は個人で活動することも多く、自己申告のみの管理でした。毎日何時間働いたかという記録をExcelに記入して提出してもらっていました。

ーーラクローを知ったきっかけは?

西山様:2019年の働き方改革法案の改正で管理監督者や裁量労働であっても労働時間の把握をしないといけなくなったかと思います。

従業員の手間が増えず、かつ厚労省のガイドラインにも記載してある「客観的な形」で労働時間を管理できるようなシステムはないかと探し、ラクローを見つけました 。

ーー実際ラクローを操作した印象はどうでしたか?

西山様:まずインターフェースがとてもシンプルでITが得意ではない従業員も使いやすいだろうと感じました。

労務管理者の立場で言うと、PCログで働き方が明確に見えて客観的だなと思ったのと同時に、勤務時間とPCログがちゃんと連動していない人もいそうだなとも思いました。

トライアル時の要望を新たな機能として開発

ーートライアル期間中のお話を聞かせてください。

西山様:最初は「スマホを充電するためにパソコンを起動させていた」等の理由でPCログがつきっぱなしというのもありました。ラクローはPCログを労働時間として扱うので、その意識でPCを使ってもらうようコンサルタントにも協力してもらいました。また、使い始めていた当初は、PCログがついている時間だけを労働時間とする「積み上げ式」が開発されていなかったこともあり労働時間の修正が多かったです。

ーーHRインスティテュート様が使い始めた頃は、まだ正式販売前でしたものね。「積み上げ式」は御社と話を進めながら開発したものでしたね。

西山様:こちらの要望をすごいスピード感で実装していただけたので心強かったです。

ーーラクローとしてもご要望いただきながら良いものになっていったと思います。

HRインスティテュート オフィス
HRインスティテュート オフィス

厚労省から適法性を認められているので安心して決定できた

ーー導入を決める際、何か悩んだ点はありますか?

西山様:自己申告の打刻と組み合わせるべきか否かですね。他社のシステムをみるとやはり打刻が多かったので必要なのだろうかと。トライアル期間中にラクローが厚生労働省に適法性を認められたので安心して導入することができました。

ーー他にも導入を決めたポイントはありましたか?

西山様:決め手はやはり従業員がどれだけ利便性高く使えるかでした。PCログ以外にも連携させるツールを取捨選択できるところもよかったですし、料金も初期費用がなくトライしやすかったです。

導入後の労務管理・働き方の変化

ーー導入決定後、従業員の方の反応はいかがでしたか?

西山様:法令により労働時間管理の強化が必要だということは浸透していたのでスムーズでした。また、今まで記録していた自己申告のExcel表作成の手間がなくなることが嬉しいと感じているようでした。私も従業員から毎回提出されるExcel表を集計するのは時間のかかる作業だったので業務が軽減されました。

PCのシャットダウンやスリープを忘れてしまった時などは、ラクローで記録されている労働時間を修正する必要があり面倒だという声も少しあります。ですがPCのオン・オフをきちんと実行するだけなので問題はないです。

ーー新型コロナウイルスの影響で、働き方に変化はありましたか?

西山様:自粛要請に伴いセミナー等の中止が相次ぐ中、コンサルタントも業務オペレーションを大幅に変更せざるを得ませんでした。普段からコンサルタント業務は一人で動くことが多いので内容が見えにくい部分もあります。ですので、自粛期間・在宅勤務中は全く把握できなくなるかと思いましたが、ラクローにより働き方がみえたのでとてもよかったです。

AIと共存しながらチームや個人が輝く企業を一緒に創っていきたい

ーー今取り組まれている人事・労務面での取り組み、今後力を注ぎたいこと教えてください。

西山様:現在弊社でもコロナの影響もあり、セミナー、研修、コンサルティングサービスなど、オンライン化を急ピッチで進めています。このような状況であっても柔軟かつ即座に対応できる力を全従業員が備えていけるよう体制を整えていきたいと思っています。

事業に関してはHRインスティテュートが大切にしている思想は残しながらも、デジタル・AIとの共存を可能にする形で取り組みを強化し、よりチームや個人が輝く企業を一緒に創っていきたいと思います。

ーー今後の取り組みもとても興味深いです。本日はお時間いただきありがとうございました!