PCを可視化することで業務改善につなげる(金山国際司法書士事務所様の事例)
- Excelからの移行
- 法令遵守
- 士業
紙ベースの勤怠管理を行っていた金山国際司法書士事務所様。お付き合いのある社労士に相談したところラクローを紹介され導入に至りました。
ーー事務所の特徴や事業の紹介をお願いします。
撰様:司法書士事務所として不動産登記や商業登記、個人の遺言や相続など幅広く展開しています。弊所の特徴として、日本に帰化された方の帰化前の国の戸籍の取得には領事館での特殊な手続きが必要なのですが、そういった業務も積極的に行っています。
ーー帰化された方にとっては面倒な手続きでしょうね。
撰様:そうですね。我々は戸籍や必要書類の取得だけではなく、登記の書類作成まで総合的なサービスを提供しています。
月末に紙の出勤簿に労働時間を記入。実際の労働時間が把握しにくかった
ーーラクローの導入前に持っていた労働時間管理の課題について教えてください。
撰様:各々が紙ベースの出勤簿に手書きで記入し月末に提出していましたが、どうしても都度入力することを忘れたり残業時間を正確に思い出せないことも多く、残業時間をないことにしてしまうなど、実際の労働時間の把握ができていないことが課題でした。
ーーラクローを知ったきっかけはなんでしたか?
撰様:代表が「正確な労働時間を把握することで業務改善につなげたい」と知り合いの社労士の方に相談したところ、ラクローを紹介されたことがきっかけです。
ーーなるほど。ラクローは厚生労働省のガイドラインに沿った「客観的な記録に基づいた時間管理」としてPCログを労働時間の算出に利用したシステムとなっているので、社労士の方や専門の方からご紹介されることも多いです。
難しい設定や複雑な登録などなくインストールするだけ
ーーラクローを操作した印象はいかがでしたか?
撰様:「導入するのがこんなに簡単でいいのかな?」と思うくらい簡単でした。
ーーどのあたりを簡単だと感じましたか?
撰様:PCログを反映させる勤怠管理システムなので、複雑な設定が必要なのかと思っていましたが、使用しているPCにラクローのアプリをインストールするだけで設定が完了してしまいました。それだけでPCログが労働時間として出てきたので、すごいなと感じました。
「PCログ=労働時間」を意識することで残業時間の減少へ
ーーラクローを使用してみて従業員の方の反応はいかがでしたか?
撰様:PCの電源で自動的に出退勤の記録がつき、働いた時間をきちんと記録してくれるので安心感があるという声がありました。もともとPCの電源をシャットダウンして帰る習慣が根付いていたので違和感なく導入できました。
ーーラクロー導入後、働き方に何か変化はありましたか?
撰様:「PCログがついている時間=労働時間」という認識が出てきて、業務時間内に仕事を終わらせようという意識が高まった気がします。そのことが残業時間の減少に繋がっている印象があるので「正確な労働時間を把握することで業務改善につなげる」という当初の目的が実現できているように思います。
ーーラクローの機能でPCログでの時間管理以外で使用しているものはありますか?
撰様:直行直帰するメンバーも多いので「位置情報送信」を打刻のように使用することもあります。直行直帰の申請も出すことができるので、それを活用し当日に位置情報送信を忘れても後日振り返りやすくしています。
あとは有給休暇の申請なども以前は紙ベースで管理者不在時など取得しにくいケースがありましたが、管理者不在時でも申請承認がスムーズに行えるようになり、より有給の取得がしやすくなりました。
出勤簿画面の追加、ファイル出力のリリース
ーーラクローに何か要望等はありますか?
撰様:役所に提出する出勤簿がボタンひとつで出てくる機能があればいいなと思います。
ーー実は出勤簿画面の出力等、2020年7月に正式リリース予定となっています。(※インタビューはリリース前に実施)是非ご利用いただければと思います。
撰様:そういったファイルがきれいに出てくると作成の手間が省けるので嬉しいです。
ーー最後にラクローの担当者に対し、何かご意見ありますか?
撰様:そうですね。最初は電話窓口がないことに対し不安がありましたが、テレビ会議で疑問を解消できたり、メールでの問い合わせでもレスポンスがとても早くてわかりやすかったので安心することができました。
かなりシンプルで使いやすいソフトなので、これからも使いやすいソフトであってほしいと思います。
ーーありがとうございます。多様化する働き方に対応できる勤怠管理システムを目指しつつ、なるべくシンプルにというところは崩さないよう我々も意識していきたいなと思っています。
本日はお時間いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。